今日のブログは、クリーニングの事ではありません。
毎年、6月23日は高校の時の事を思い出します。
今朝早く起きて、
高校時代の恩師の庄司先生の墓参りに行ってきました。
亡くなってから早いもので、もう10年です。
新しいタオルとロウソクと線香、そして先生が好きだったハイライト。
濡らしたタオルで墓石をてっぺんからゴシゴシと。
この一年間の報告と今後も見守ってもらえるようにお参りしました。
高校の時の先生は、
たまに、練習後にパンと牛乳を部員全員にご馳走してくれました。
ご馳走になるのは、いつも練習しているマットの上。
自分が一年の時は、三学年合わせて30人ほど部員がいたと思います。
一年生が買い出しに行く訳ですが、当時はコンビニなんてなくて、
部員全員の分を揃えるには何軒か店を回って買い集めた気がします。
部員でご馳走になる時は、
特別な話などではなく、「ご苦労さん」的な話の中にも、
連帯感が大事なことや、今やっている辛い練習が、
社会に出てから役立つ事などを話されたような気がします。
レスリングは個人競技ですが、団体戦で勝つのが最優先という考え。
強い弱いではなく、部員全員で力を合わせなければ勝てないという考え。
試合に出ないものは、大きな声で応援し、裏方の仕事で貢献する。
とにかくみんなで、という考え。
またそれが、この部の伝統だと言う事。
自分は体格は大きかったのですが体力が無かった。
毎日、準備運動でやる腕立て150回と腹筋200回は、
一年生の自分にはキツすぎて出来ませんでした。
何回か部活を辞めようと考えましたが、
「諦めるなよ、今日は何回できた?」
「毎日一回だけでいいから、昨日より多く出来るようになれ」
なんて励ましてもらいました。
出来ない者は励まして、やる気にさせるのが上手かったのだと思います。
十年一昔と言いますが、
先生が亡くなった日の事は覚えています。
十年前の日曜日でした。
先生の奥さんから亡くなる半年前、
先生が入院される時に、病状はお聞きしておりました。
奥さんは泣きながら電話をくれたんです。
「菊地さん、お父さん、もうダメみたいなの。
本人もそのことは分かっているんです。よろしくお願いしますね。」って。
昔の話なんすかね。
そんな昔の事とはとても思えませんけどね。
先生は亡くなりましたが、
庄司イズムを継いでいる先輩、後輩は大勢いると思います。
先日の同窓会でも、
ある先輩がおっしゃっていました。
「オレは、庄司昌弘って人が好きなんだ。」
男が男に惚れるってことですね。
理屈じゃないんすね。
自分もそう思います。
高校時代の三年間は、今の自分を作ってくれた時代だと思います。
庄司先生、今もご健在の三沢先生には感謝するのみでございます。
自分は他人を励ましているんだろうか?
出来ない事に寛容なのか?
みんなで頑張ろうとしているのか?
出来てないですね。 まだまだです。
もう少し頑張ります。
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