先代からのお客様の特権

「ヨッ、頼むね!」
カウンターの上に品物を、「ポン」。
だいたい、こんな感じでお預かり。
近所の方や私がクリーニング屋になる前の先代からのお客様。
「いらっしゃい!」
と対応するとほぼ同時に帰られるお客様。
何のアイテムなのか、しみや汚れはあるのか、
なんてお聞きする間もございません。
後ろ向きになりながら、片手をヒョイと上げながら
車に戻られる方もいらっしゃいます。
現在のクリーニングのシステムを考えると
マズイ事だらけです。
お呼び止めして
「気になる染みはありますか? 汗抜きはどうでしょう?」
「任せる。」
とおしゃる顔つきは、明らかに
「なんで今更・・」と言わんばかりの表情でございます。
「キレイにしてのお渡し」
先代からの当店の方針です。
ウエットクリーニング(水洗い)が必要な物は『水洗い』。
前処理と洗浄工程で取れない染みは『染み抜き』。
いわゆる、「お任せです」。
お持ち頂いた物は配達でお届けです。
週一回の方もいらっしゃいますし、三日に一度のお持込の方もいらっしゃいます。
前フリが長くなりましたが、
この頃良くお預かりします
「ズボンの尿しみ」

写真では分かりづらいんですが
目視ではハッキリ分かります。
(黄ばみの写真については
同業の「たけしん」さんのブログにも書いて貰ってます。)
赤の印が付いている所(ファスナーの付け根のとこ)に
「黄ばみ」があります。
通常は漂白が必要ですが、
前処理で取れてしまいました。

私がズボンを穿くのなら、
「これは穿きたくない」と思う物は
「水洗いで汗抜き」させて頂きます。
勿論、上着もしかりです。
ダブルクリーニングの比率は高くなります。
でもどうでしょう?
「黄ばみを取る」となれば
お客様から頂く料金もそれなりに掛かってしまいますし
クリーニング屋の手間も、かなり掛かります。
「黄ばみ」の予防は
ダブルクリーニングをすることです。

クリーニング屋に任せる
一見、高く付きそうな感じですが
実は洋服は長持ちすると思います。
「お任せ」のお客様、
Yシャツやスーツ、皆さん永くご着用の方が多いです。
写真の「黄ばみ」も前処理で取れましたので
ダブルクリーニング代は頂きますが
染み抜き代は掛かりません。

ご用命を頂きまして有難うございました。
「黄ばみのしみ」「取れないしみ」そして「お任せ」のお客様の
ご来店、御相談お待ちしております。お見積りは無料です。

菊地クリーニング  ホームページ
http://www9.plala.or.jp/kclean/
ご紹介している画像は、同じような事例で
お悩みの方の参考になりますように、
独断で掲載しております。
掲載に関しまして不都合な事がございましたら
お手数ですが、下記まで御連絡下さいませ。
kikuti.masasi@cream.plala.or.jp

コメントを残す