「水洗いして下さい。」
「ドライクリーニングで。」
クリーニング品をお預かりする時に、
御客様より洗い方の指定を頂くことがございます。
ケアラベル(洗濯表示)をご覧になって
指定頂くのかもしれません。
私は、どの御客様にも
「汗を取るのなら、ウエット(水洗い)でないとキレイになりません」と
幾度となく説明しておりますので、
同じ事を何度も聞いておられる方も沢山いらっしゃいます。
同じ事を何度も言われて「ウザい」ので、
私が説明する前に「水洗いで。」という方もいらっしゃるでしょう。
お品物の状態と、ケアラベルを見ながら
洗い方を決めますが、
必ずしもケアラベルの通りに洗うわけでもありません。
理由は「キレイにしたい」と思うからです。
こちら、お預かりしましたウールのセーター。
エリと前身頃に
食べこぼしのような染みが付いています。
どうもご家庭で水洗いされたもののようです。

↓

今回、
当店でセレクトした洗いは「ドライ」です。
前処理後にドライクリーニングしました。
油溶性の染み汚れはドライで。
水溶性のものは水で。
洗う順番は①ドライ→②水洗いです。
「クリーニング屋に頼んだけど、シミが落ちなかった。
でも、家で洗ったらキレイになった。」
なんて話を聞くことがあります。
そうなるのは、先にドライクリーニングした事で
家庭洗濯では、なかなか取れづらい油分が取れて、
しみが落ちやすい状態になったからかもしれませんね。
今回お預かりしたセーターは、
家庭洗濯の水洗いでシミが落ちなかったものです。
シミは中々取れなかったかと言えば、
答えは「ノー」です。
簡単な前処理で取れています。
染み抜き代金も頂きませんでした。
クリーニング店は、
作業内容がお店によって全部違うと思います。
キレイになって返ってくるのか
そうでないのかは
それぞれのお店によって全く違ってきます。
ご用命を頂きまして有難うございました。
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