トラックジャケットに色移り、更に油のようなシミ

「60億分の1の男」と言われている、
総合格闘技の元PRIDE王者のヒョードルが負けたらしいです。
負けたイメージが思い浮かびませんが・・。
あんなに強くても、負けるんですねぇ。
負けたのが、なんと9年半ぶりだそうです。
絶対王者と皆が認めている選手でも負ける時は負けるのです。

今日のW杯サッカーはどうなるか楽しみです。
パラグアイは強いですが、是非、日本には勝って欲しいですね。
ヒョードルほど強くても、ほぼ無名な選手に負けてしまうのですから、
やってみないと分らないのが勝負事です。

さて、
アディダスのトラックジャケットをお預かりしました。
ポケットまわりの前の部分の染みを気にされていました。
良く拝見致しますと、ラグランになっている袖の付け根に
何かから色が移ったようなシミが付いていて、
私はそちらのほうが気になってしまいました。









ポリエステル素材のジャージですので、
結構キツイ染み抜きもできます。
油の染みはドライクリーニングが最適なのですが、
前にも後ろにもプリントがあって、
ドライクリーニングをすると、プリントは剥がれてしまいます。
と言う事で、一か所ずつ染み抜き台で取りました。

ジャージですので、本来は家庭洗濯するものだと思います。
しかしながら、脇のところの色移りも、
前身頃の油のようなシミも、洗濯機で洗っただけでは取るのは難しいです。
油汚れに適している、ドライクリーニングのような洗濯方法は、クリーニング屋にしかできません。
家庭洗濯のドライコースの洗いはあくまで水洗いです。
クリーニング屋でなければ手に入らない染み抜き剤も、ご家庭にはありません。

誰でも「簡単にキレイにしたい」と思ってらっしゃるかもしれません。
クリーニング屋もそう思っています。
でも、そういかない場合だってあります。
キレイにするためには、キレイにする手間は必要なんです。

ご用命を頂きまして有難うございました。
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