「同じところに黒っぽいシミがあるんですが・・」
とのご相談です。
同じ箇所に同じような染み汚れがあるものを、二枚お持ち下さいました。

学校に着て行くスクールシャツのカフスの部分。
学校に着て行くYシャツの場合は、ほとんど家庭洗濯で洗われるのだと思います。
学生服の中に着ている場合は目立たないのでしょうが、
夏服になれば、シャツ一枚になりますので、嫌でも目立ちます。

通常、カフスのスレ汚れの場合、
机に付くカフスの下の部分がすれて、黒くなる場合があります。
また、腕時計をしている場合、カフスの内側が黒くなってしまう場合もあります。
今回のシャツの場合は、汚れている箇所が、
カフスの上の部分です。

↓

スクールシャツの場合、手入れしやすいように、
シャツの素材はT/C（綿・ポリ）だと思います。
家庭洗濯で洗われる場合、目立ったシミや汚れが無い場合は、
洗剤+水で洗われると思います。
水温が低いため、クリーニング店のタタキ作用のある
大きな洗濯機での50℃くらいの温水洗いと比べれば、
汚れ落ちは全く違ったものになります。

今回の汚れは、中々汚れが取れませんでした。
汚れやシミは、気づいたらなるべく早く落とす事が肝心です。

家庭洗濯する場合、シミや汚れがないか、まずチェックしましょう。
残ってしまうシミ汚れは油性のものが多いので、
油汚れに強い、台所用洗剤などをその部分に付けて、
軽くもんだりしてから洗われると良いかもしれませんね。
シミ汚れ＝落ちづらい＝漂白剤＝簡単。
このような考えですと、落ちない可能性が高いです。
まずは、油性のシミ汚れから取るようにしましょう。
意外といきなり塩素系のハイタ―を使う方がいらっしゃいますが、
クリーニング店では、塩素系の漂白剤はあまり使われないと思います。
塩素系のハイターの使用に付いては、
消毒が必要なまな板や布きんだけにとどめて下さい。
シミ汚れを取るには、まずは油性のものから取る
とにかく家庭洗濯では、汚れが目立たないうちに洗濯してしまう。
それが、一番の予防法だと思います。
漂白する場合は「酸素系」の漂白だけ。
油性処理したものなら、酸素系の漂白剤を一緒に入れるのも良いと思います。

ご用命を頂きまして有難うございました。
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