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先日、クリーニング屋になる前に勤務していた、
繊維製品卸会社の先輩から、
山形では大手のクリーニング店でクリーニングされたもののコメントを求められました。
濃色の綿のブラウススーツ。
お客様が、ブラウスのみクリーニングと染み抜きを依頼。
返ってきたブラウスと、クリーニングに出さなかったスカートの
色が違ってしまったと言うものです。
洗濯表示はドライクリーニング。
乾燥機は使用禁止と書いています。
表示通りに洗われた物なのかは不明です。
染みも付いていて、染み抜きも依頼。
でも残念ながら、3箇所ある染みは取れていませんでした。
よくある「これ以上の染み抜きは生地を傷める可能性・・」
という札が付いていました。
「どう思う?」
 「なぜ、上下一緒に出さなかったんですかね?」
「上だけ汚れたからだろう。」
でしょうね。
まあ、分らなくはないです。
けれど、クリーニング屋の肩を持つと、
一緒に洗って欲しかったです。
お客様は白化したことが重要なようですが、
それよりも、私にとっては染みが目立っていて、
その状態では着られないし、そちらのほうが気になりました。
染み抜き代も払われたのだろうし、しかも、シミは落ちてません。
参考上代は4万円位だそうです。
はたして、どうなるのでしょうか?
残ったスカートを、同じ条件で洗っても、多分、同じ感じにはならない可能性があります。
やはり、お預かりの時の、お客様の話を良く聞くことの大切さや、
リスクの説明の大切さを改めて気づかせてもらいました。

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