「クリーニング屋さん、ここちょっとだけの染みなんだけど、落ちます?」
「多分イケると思いますが、やってみないと分りません。」
心の中では、
ホントは落ちる、落とせると思っていても、
実際やってみないと、キレイになるか、
薄っすら残るのか、染色補正が必要なのかなど分らないのも事実です。
中々手強そうな染みに、
コレ、って思う薬剤を付けて、
スーッと一発でキレイに染みが抜ける時の感触は、
正に痛快とでも言いましょうか、爽快でもあります。
染み抜きをしているクリーニング屋なら、
誰もが経験している事ではないですかね。
「ヨシッ!」って、思わず口から出る時があります。
その「ヨシッ!」が中々出ない場合も沢山ありますけどね。
何回か染み抜きをされて、
散々いじられたものなんかは、そうならない場合が多いです。
シミを見ただけで、染色を想定しなければならない物だってございます。
ただ、お客様の、
「良かった、キレイになった。」
と言う言葉をお聞きしたいが為に、
コツコツと染み抜きをしております。
大きな体でコツコツと・・。
似合わないけど、まあいいでしょう(笑)
冒頭部分の会話は、
今回のお品物をお預かりした時の会話です。
小さな染みでしたが、漂白も必要かな、と思いました。
ウール素材のスカート。

プリーツ加工がされていて、
ドライクリーニングのみ可能。
水洗いされますと、プリーツは消えてしまうかもしれない物です。

ポツンと付いた黄変した染み。
シミ、取ってみましょう。

↓

はいっ、取れましたよ。
このブログで見る限り、
シミ抜き時間は一秒も掛かってませんが(笑)、
小さなシミでも予想以上に時間が掛る場合もあるんですよ。
染み抜き用の薬剤で取れない場合は、
漂白もする場合があるんです、部分的にですが。
勿論、漂白剤を残したくありませんから中和します。
そして、
染み抜きした部分は超音波で濯ぎ出す染み抜きガンや、
超微粒子の水でダメージなく濯げるガン(シルクガン)などで入念に濯ぎます。
この部分は、家庭では絶対出来ない作業ですね。
その後全体をクリーニングします。
一番大切なのは、
お客様から喜んでもらう事です。
シミが落ちたか落ちないかを一番気になさっているのなら、
シミが取れることが重要です。
ダメージなく洗いたい、というならそれですし、
シミはいいから風合い重視で、と言うならそれでしょう。
でも、なるべく完璧に近づけたい。
自分の中で色々と葛藤はありますが、そう思って作業をしております。
「完璧」なんてないのかもしれませんが、
それを目標にすことはできるのかと思います。
ご用命を頂きまして有難うございました。
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