ジーンズに付いた染み

シワ加工、後染め加工、デニムに付いた染み

永いことお付き合い下さっている、お得意さま。
その息子さんにお嫁さんが来て、二世帯住宅にお住いになる。
はたまた、おじいちゃん夫婦も同居となると三世帯。
山形には、そういうところは沢山あります。

お父様は当店のお客様ですので、
クリーニングを一緒に出せば、と言っても、
お嫁さんは、勤め先の近くのクリーニング店に出される場合だってあります。
その理由の一つとして、微妙な「嫁姑の関係」が存在する事を
集配のときに感じる場合がございます。
お互いに気を使うんですね。
勿論、お財布も別々ですので当然といえば当然ですが。

私が結婚する時に、
嫁さんと、高校時の部活の顧問の先生に挨拶にお邪魔した時に、
最初に言われた言葉は、
「嫁と姑は100%合うことは無いから、そういう心づもりで暮らせよ。」
と言って頂きました。
ほとんど合う事がない、ではなくて100%。
同じ家に住んでいても、同じ食事を取っていてもそうだという事です。
確かに「ファミリー」でお付き合いさせていただくお客様はいらっしゃいます。
でも私がクリーニング屋をはじめた約30年前よりは少ないです。
先生の話を聞いてからは、その事はすんなり理解できるようになりました。

さて、本日ご紹介するのはジーンズのセットアップです。
当店のお得意様になられたのは昨年からです。
ただ、お父様や、おじい様は、私がクリーニング屋になる前からのお得意様です。
今回のお客様が仙台の大学に行かれていた時に、
仙台のクリーニング店に依頼されたのだそうですが、
納得いかない出来上がりで、お父様に相談されたそうです。
「お前の出したクリーニング屋に直してもらえ。」
と言われ再依頼されたのですが直ってこなかったそうです。

「お父さんから、自分で持って行って頼んでこい、と言われたので。」
とご来店頂いたのが最初です。
仕上がったものは配達しておりますし、料金をお支払い頂くのはお父様です。


デニムのセットアップです。
後染めの加工、それにしわ加工。
洗濯表示は30℃の水での手洗い、ですが、
何回か洗濯すれば、シワ加工も、黒く後染めされた加工も、取れてくると思います。

このような茶色いしみが、ところどころにありました。
青の印がしみ、黄色の印は染め加工のところ。




シミを取りまして、クリーニングも致しました。

同じデニムの素材でも、
アメカジのようなデニムもありますし、
今回のようなデザイン重視のものもございます。

デニムの染み抜きで注意しなければならない事は、「こすらない」という事です。
染み抜きブラザーズのブログで何度もお伝えしている事です。

デニムで気をつけることは「擦ること」を避ける事です。
逆に、ブルーデニムでは擦れたところが色落ちしまして、
いい感じの「ヒゲ」や「アタリ」となって、デニムファンはそれを楽しみます。
塩素系の漂白剤(キッチンハイター等)もダメです。
でもオシャレ着用の「酸素系」は使えます。
今回お預かりの物でもう一つ気を付けなければならないのは
黄色印の染め加工部分。
染色は弱かったです。
洗濯を繰り返せば色は取れてきます。
そしてシワ加工も徐々に取れてきます。
元々はワークウエアとして誕生したデニム地ですが、
最近はオシャレ着として使われることが多い素材となりました。
さまざまな加工されたデニムのものも多く、
取り扱いにも気をつけなければならないアイテムだと思います。

PS.
染み抜きブラザーズブログが、ジーンズブランドの『フルカウント』の
公式ブログ
で紹介されました。
相棒のたけしんが取材を受けております。
よろしければアクセス下さいね。

ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
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Gパンのクリーニング、しみ抜き

このブログでお知らせしたい事は
『こんな事が出来て、キレイになりますよ』
と言うことです。
検索キーワードでは、「○○の染み」とか
「○○の黄ばみ」などで検索されて、
このブログを見て頂いてる訳です。

以前に、コメントを頂いた方から、
Gパンな洗い方はこんな感じで良いのか?
の御質問にお答えする形で
私なりの「Gパンの洗い方」をご紹介致しました。
あくまで、私自身が洗ってるやり方です。
(参考になっていれば嬉しいんですが・・)

投稿時はそうでもなかったんですが、
近頃はアクセスがダントツで一番多いのがこのページです。

国民のGパン保有率は、かなり高いと思います。
でも、「Gパンは絶対穿かない」と言う人も
私の周りには結構いらっしゃいます。
好き嫌いがハッキリしているアイテムなんでしょうね。

あくまでも濃紺のものがいい人
最初から色落ちしているものが好きな人
リジッド(ノンウォッシュ)からリアルな色落ちを楽しむ人

それぞれでございます。
色落ちを避けたい方が気を付けて頂きたいのが
「摩擦」です。
Gパンの色は摩擦される事で、取れてきます。
染みが付いたところをブラシでゴシゴシやったり、
つまみ洗いでクシュクシュやったら、白っぽくなったりしますよ。

    ↓

こちらはのものは
ファンデーション?が付いてしまったものだと思います。
しみ抜き剤を付けたものを
微粒子の水(溶剤)が出る、専用のガンで強力に濯いだものです。
擦ったり、つまみ洗いはしておりません。
それぞれの品物で、染色堅牢度が違うとは思いますが、
ダメージの少ない取り方です。
ご家庭では出来ません。

「Gパンをクリーニングに出す」習慣がない方は
沢山いらっしゃると思います。
でも、お預かりするものもあるんですよ。


Gパンの洗濯が面倒な方。
色落ちが気になる方。
このような方は、クリーニングに出してしまう事も
「あり」だと思います。

(ドライクリーニングはダメージなく洗えますが、
「汗」が残りますので、
Wクリーニングか水洗いを頼まれたら良いと思います)

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