バッグのクリーニング・染み抜き

ベロアのバッグは春の色。

なるべく朝には、twitterで朝の挨拶を、と心掛けております。
理由は・・、別に無いっす(笑)
自分にスイッチを入れる為でしょうかね。

「おはようございます!」、だけでは何なんで、
今日の予想最高気温を11℃、と書きました。
そしたら、横浜のクリーニング屋さんの舘野さんから、
横浜は朝の時点で12℃だって教えてもらいました。
横浜でヒートテックのパッチなんか穿いてたら、
たいへんな事になってしまいますねえ(笑)

あんなに降って積もっていた雪も、
この頃はどんどん融けてきて、
春が近いことを実感しています。

そんな春色のバッグをお預かりしました。
淡いピンクのベロア素材のバッグです。
お客様が気になさっていたのは、
持ち手をはじめとする黄ばみの染みです。

バッグなのでケアラベルがありません。
素材も何なのか、は解からず。
テストの結果、この方法ならイケるという方法で
染み抜き+全体洗浄を行いました。





キレイになったと思います。

黄ばみの染みは、難儀なシミでございます。
簡単には取れてくれないものが多いです。
染み抜きは、
クリーニング店側としては、出来れば「安全な染み抜き」でいきたいのです。
その安全第一の方法で取れればいいのですが、
そうもいかない物も多いのです。

今回のように、素材表示がないものは、
使える薬剤を試しながらの染み抜き作業となってしまいます。
いつもご利用下さっているお客様なら、
少しお待ち頂いて、テストをさせて頂きます。
今回のお品物のように、
宅配便でお預かりしたものに関しましては、
メールなり電話なりでご説明、ご連絡後の作業となります。

サクラ色といいますかピンク色のバッグ、
春らしくてよろしいですね。

ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
お気軽にお電話、メールにてお問い合わせ下さいませ。
お見積りは無料です。


宅配便での染み抜きクリーニングも承ります。

菊地クリーニング  ホームページ
http://www9.plala.or.jp/kclean/
家庭洗濯を応援する
「染み抜きブラザーズのブログClean&Easy」 
http://ameblo.jp/simibura/

〒990-0401
山形県東村山郡中山町長崎4431
TEL  023(662)3058
メール kikuti.masasi@cream.plala.or.jp
営業時間AM8:00~PM8:00 日曜定休です。
ご紹介している画像は、同じような事例で
お悩みの方の参考になりますように、
独断で掲載しております。
掲載に関しまして不都合な事がございましたら
お手数ですが、上記まで御連絡下さいませ。

汚すつもりは無くとも・・。

女性のものはあまり無いとは思いますが、
ラルフローレン、RRL(ダブルアールエル)のダメージ加工は、
わざと生地にダメージを付けて、
当て布をしてミシンをかけたり、
色を落としたり、
ペンキをぶちまけたようにしたりと、
ここまでやるか、っていうものがあります。

加工には相当手間が掛っていますから、
勿論、加工無しの物よりもお値段は張ります。
いくらカッコいいと思って購入したとしても、
クリーニング屋がそれを着て仕事をするには相当な覚悟が必要です。

ダメージのところにミシンをかけているところを
「こんな風にお直しできますから」
なんて説明が出来る事が関の山です。

ペンキをぶちまけたズボンを穿く勇気などありません。
休みの日でも躊躇われます。

わざと汚したり破いたりして、
イイ感じだと思えるものに仕上げたものを欲しい方もいらっしゃいます。
革のライダースジャケットも、何年も着込んで、
ヒジのところのシワが曲がったまま取れなくなっていたり、
色も褪せてしまっていたり、
袖口や襟がクタクタになって色が無くなってたりするのもカッコいいと思います。

でも、そういうラギッドな雰囲気がカッコいいと思うのは、
圧倒的に男の人ではないですかね。
女性は色落ちしたジーンズを穿いたとしても、
トップスはどこかキレイ目な着こなしになりませんかね。
男から見るとカッコいい人でも、
女性から見るとただのキタナイ人になる可能性はあると思います。
男性と女性の感性は違うと思います。

さて、
ルイ・ヴィトンのモノグラムのバケットPMをお預かりしました。
お客様が娘さんからプレゼントされた物だそうで、
大切に使いたい、とお持ち下さいました。

ヌメ革の部分もアメ色に変わってきて、
自然な感じの味がでているバッグに思える状態です。
ラギッドな感じが嫌いではない私としては、
差ほど気になる状態でないように思えましたが・・、


お客様が気になっているのは持ち手の黒ずみです。
このくらいならやっぱり気になりますかね。
女性の方なら相当気になる方はいらっしゃるかもしれませんね。



バッグ全体をクリーニングしました。
持ち手の黒ずみも、洗ったことで、かなり改善されたと思います。
ただ、洗ってキレイにできるのはここまでだと思います。

革の部分を新しいもののような色に染める事も考えましたが、
お客様と話合った結果、塗らないことにしました。
バッグの裏地は合皮ですし、劣化も進んでいる状態でした。
コーティング製品は必ず劣化してしまいます。
劣化したものは多少劣化を抑える事も出来なくはないのですが、
新しい物のようには出来あがりません。
裏地のダメージが容易に見えるデザインですので、
ヌメ革を染めてしまうとバランスが悪くなります。

バッグ、財布、靴など革を使ったアイテムのクリーニングは、
興味のある方が多いです。
ただ、それらのアイテムには洗濯表示が付いていないですよね。
洗う事を想定していないからです。

革のアイテムのクリーニングは、
リスクのご説明は必ずさせて頂いております。
それは革は変化が出易い素材だからです。

お客様にとってはクリーニングがイケそうな雰囲気のものでも簡単ではありません。
布と革の財布なんかは、革の分量が少ないので、
一見簡単そうに見えますが、洗った場合、
革の部分から色がじわっと出てくるものが多いです。

バッグも財布も、
汚すつもりなんてなくとも、
いつも持ち歩くものだから必ず汚れてきます。
ご自分でまめにお手入れされることもいいと思います。
でも、ご自分でできないお手入れが必要になる時もあると思います。
そんな時は、
あまり汚れがひどくならないうちにご相談下さいませ。

ご用命を頂きまして有難うございました。
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リスクあります。手間も掛かります。でも・・。(COACH バッグ)

二年ほど前に、
母が手術をする事になりました。
その時に、何枚かの書類に押印した記憶があります。

リスクの説明の書類。 
何枚かは忘れたのですが、一枚では無かったです。
入院する時も、検査をするのにも書類があった気がします。
何とか良くなってもらいたい、という気持ちだけで、
内容もそこそこに判を押したと思います。
まあ、入院したり、手術をしてもらうには、押すしかないんですけどね。

命には関わらないのですが、
クリーニングをご依頼頂いた時にサインをお願いする時もございます。

簡単に落とせるシミの染み抜きを「治療」とするなら、
他店様で落ちなかったシミの染み抜きや、
洗えない物のクリーニングは「手術」的なものなのかもしれません。

サインまでしてもらわない場合も、
リスクの高いものは必ずご説明いたします。
お客様のご了解が無ければ作業はできないのです。

さて、今日ご紹介するのは、
コーチ(COACH)のキャンバス地のバッグです。
持ち手と底などところどころに革の部分が付いています。
キャンバス地のスレ汚れ、ポツポツとついている黄ばみの染み。
赤い裏地のシミも気になりました。

















初めてご来店されたお客様でした。
ネットで探してもらったようです。
このバッグは、限定で発売された物だとお聞きしました。

革と布のバッグは、
汚れが目立つと、ご自分ではお手入れできないと思います。
一般のクリーニング店でも、自店処理するところは少数だと思います。
外注、と言う方法もありますが、それすら受けないところもあるはずです。

本音を言えば、「お断り」したいアイテムかもしれません。
それは、革の部分からどんどん色が出てしまうものが多いから。
一度、出てしまいますと、それを染み抜きで取って行くのは相当大変なんです。

財布もそうですが、
革×布の組み合わせが多いですよね。
バッグに比べて大きさは小さいんですが、必ずと言っていいほど革から色は出ます。

革×布のアイテムは、テストで色があまりに出る場合は、
お断りする事もございます。
カバン、財布はそもそも洗う事は想定して作られておりませんから。

多分、お客様からみれば、
バッグや財布のクリーニングは、
洋服のクリーニングとさほど変わりない、と思っていらっしゃるのかもしれません。
でも、全く別物と思ってください。

一般のクリーニングと比べますと、
著しく作業効率は落ちます。
作業を途中で止める事ができない場合もほとんどです。

今回の物は、キレイになったと思います。
お客様からも、そう言って頂きました。
当店と致しましても、とても嬉しく思います。
ご相談は無料でございますので、お気軽にどうぞ。

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