このような、レディース物の
綿のハーフコートをお預かりしました。

白っぽい色ですので、汚れは目立ちます。
所々に黄色いシミもありました。
一番目立っているのが、襟の部分です。

↓

画像は、エリだけなんですが、
襟だけではなく、全体がキレイになりました。

ご家庭の洗濯と、プロのクリーニングの一番の違いは、
「ドライクリーニング」と「水温をコントロール出来る水洗い」だと思います。
染み抜き剤や洗浄力を上げる助剤も、家庭では手に入らないものがほとんどかもしれません。

また、
同じプロのクリーニング店でも違いがあります。
それは、
「漂白を含めたシミ抜きの技術」だったり、
「キレイにしてお渡ししたい気持ち」だったりします。
クリーニング店それぞれで、全部違うと思います。

一括りで、「クリーニングに出しても染みは取れない」と
先入観を持たれている方はいらっしゃらないでしょうか？
先ほども申しましたとおり、
クリーニングの技術、染み抜きの技術、
洗いの方法、プレスなど、クリーニングに関して全てが店ごとに違うんです。

病気の場合も、診断に納得いかないときは、別の病院に行く事はありませんか？
もしも、病気になって手術を担当してもらう時には
凄腕の医師から担当してもらいたいですよね。
クリーニングや染み抜きは、命に関わることはないのですが、
それぞれのクリーニング屋で出来ることと出来ない事があるんです。

今年も、
染み抜きを依頼されたもので多かったのは「漂白」が必要な物です。
実は、漂白作業が不得意なクリーニング店は多いです。
逆に、
染み抜きをアピールしているクリーニング店は、漂白が得意な店だと思います。

染み抜きを頼んで、
「取れませんでしたシール」を貼られたものを受け取られた方は多いとおもいます。
その時のお気持ちは如何でしたか。
多分ガッカリされたのではないでしょうか。
それは、染みが取れないのに、染み抜き代金を払ったからです。

確かに染み抜きをしてみて、全く薄くならないものはあります。
様々な薬剤も使ってますし、手間も掛っています。
クリーニング屋からしてみれば、
手間の掛ったことは料金が発生して当然だ、と言う感覚はあります。
やってみなければ、染みが取れるかどうかはわかりません。

でも、御客様が望んでいるのは、
また着用できる状態になる事、なのだと思います。
お客様には少しお待ちいただくことになりますが、
染み抜きのテストをすれば、大体のことは分かると思います。
当店では、難しそうな染みは、御客様から少しお待ちいただくことになりますが、
テストさせて頂いております。

クリーニングに出す物は、分別して出す。
クリーニング屋を使い分ける。
そんなことが重要だと思います。

ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」の御相談承ります。
お気軽に電話、メールにてお問い合わせ下さいませ。
お見積りは無料です。
菊地クリーニング　　ホームページ
http://www9.plala.or.jp/kclean/
家庭洗濯を応援する
「染み抜きブラザーズのブログ」　（毎日更新中）
http://ameblo.jp/simibura/
ご紹介している画像は、同じような事例で
お悩みの方の参考になりますように、
独断で掲載しております。
掲載に関しまして不都合な事がございましたら
お手数ですが、下記まで御連絡下さいませ。
TEL 　023（662）3058
kikuti.masasi@cream.plala.or.jp

先日、親しい友人から、
「ウチの奥さん、入院いていた」
と聞き、ビックリしました。
「でも、もう退院したんだけどね。」
とも聞きました。
全然知らなくてお見舞いにも行けませんでした。
（教えてくれなかったので、仕方が無い事ではありますが・・）
当店の定休日が日曜のみですので、昨日行ってきました。

私の最初の子供が生まれた日に、
病院にお祝いに駆けつけてくれた友人です。
私も彼の最初の子供が生まれた日に、お祝いに行きました。
あまりに早く行きすぎて、彼の実家の母上様より早かったんです。
「あら、菊地くんは『ばあちゃん』より早かったね」
なんて言われたりもしました。
今になって、よくよく考えてみれば、
出産のお祝いは、あまり早く行ったら本当は迷惑なんですね。
でも今回は、ちょっと遅くなってしまいました。
お見舞いに行くタイミングってどの位がベストなのでしょうね？

さて、
今日ご紹介のアイテムは、
中綿がキルティングされた綿のハーフコートです。
今年の山形は、日中は暖かく、雪も無いのですが、朝晩は寒くなります。
寒いとは言え、例年よりは暖かいんですがね。
ただ、今週からはヤバイです。　日中も寒そうです。

多分、このコートは洗われずに収納された物だと思います。
エリ、ソデの汚れがかなり目立ち、全体的にも染みがありました。


↓



全体漂白でキレイに致しました。
ケアラベルは薄くなってよく見えませんでしたが、
多分ドライクリーニングの表示なのだと思います。

このような状態になりますと、ドライクリーニングだけでキレイにする事はできません。
ドライ＋水洗いのWクリーニングでも黄ばみは残ります。
黄色くなった染みに必要な作業は『漂白』です。

白いアイテムをドライクリーニングだけでいい状態に保つには、
かなり頻繁にクリーニングする必要があります。
皆さんがお持ちの白のアイテムは、
どの位の頻度でクリーニングされてますでしょうか？
黄ばみが出ないようにするにはどうしたら良いのでしょう？

それは、
汚れをチェックして、まめにクリーニングすること。
そして、収納する前には「キレイに洗って」から仕舞われることが肝心です。
それでも黄ばんだら・・・、
その時は当店にお持ち下さいませ。
黄ばみの染みは、どこのクリーニング店でも落とせるとは限りませんよ。
「染み抜きは、やってみないと分らない」んですが、
御客様にとっては「染みが取れる」事が重要なのではないのでしょうか？
頼んだ染みぬきが、薄くもならずにお金を払った事はございませんか？
当店は、染みが薄くもならないものは染み抜き代金は頂きません。
染み抜きは『成功報酬制』でございます。

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「BURBERRY」（バーバリー）のブレザーをお預かりしました。

御客様からお聞きしたところ
「随分、前に購入した」とおっしゃってましたが、
コンディションは悪くありません。

他にスーツやブレザーもお持ち頂きましたが、
どれもコンディションは上々でした。

お預かり時の検品では、
えり、ソデ口には薄い黄ばみがございました。
品質表示をみれば、
ドライクリーニングしたほうが
クリーニング屋としては安全です。
しかし、
素材的には、麻、絹、綿と
汗などの水分を良く吸い取るものばかり。

黄ばみは、どうしましょうか？
とお聞きしたら、
「取れるの？　なら取って。」
と言う事でございましたので、
ドライクリーニング後に、
ウエットクリーニングと共に漂白することに致しました。

↓

袖口とエリ部分も画像も撮ったのですが
エリは何とも分りづらくＮＧでした。
黄ばみって撮影が難しいです。


ハンドプレスで仕上げました。
肌触りの良いトリートメントもしております。

お品物を取りにきて頂いた際に、
実際に黄ばみが有った部分を見てもらいました。
「キレイになったね」
と笑顔で言ってもらいました。

バーバリーと言えば
綿のトレンチやステンカラーのコートが有名ですが、
エリや袖が黄ばんだり、黒ずんだりして
着られなくなったものはありませんか？
そういった物がございましたら、
是非、ご相談下さいませ。
染みを取れば、また着用できるようになるかも知れません。
参考ですが、
以前に投稿したバーバリーコートの復元加工の記事はこちらです。

ご用命を頂きまして有難うございました。
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染み抜きブラザーズのブログ　（「ミートソースの染み抜き最終章」更新しました！）
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