「春物、どう?」
「ん~っ、ちょっとずつ、ですかね。 あまり良くはないかな。」
話を聞いたのは、以前に勤務していた
アパレルの卸会社の婦人服の仕入れ担当者です。
昨日の集配の時に、
山形市内のショップのウインドウに、貼ってあった、
『春物入荷しました』のPOP。
全国的にみれば、結構暖かくなったところもあるようですが、
今日の山形の最高気温の予想は0度。
洋服を売る店では、冬物を早めに処分して、
梅春物、そして春物を売りたいところです。
卸業はそれより早く小売店に売り始めますので、もう「寒さ」はいりません。
「冬物は、どう?」
「ぜんぜんです。」
いろんな業種が苦戦していて、クリーニング業も例外ではありません。
クリーニングに出さないで、家庭洗濯をされているのか、
と言えば、確かにそうかもしれません。
実際に家庭用洗剤もよく売れているようですし。
クリーニングに出さずに家庭で洗えるものは、
全部洗っていただきたいのです。
家で洗うか、クリーニングに出すか、
迷っているのならどちらかに決めて頂いて、とにかく洗って頂きたいと思います。
一番避けたいのは、洗わない事、だと思います。
さて、
「今着るから洗い」も珍しくなくなりましたが、
お手入れさえしておけば、こんな事にはならなかった、って事はあります。
お預かりしたのは、いつものお得意様でございます。
夏物です。
県外にお住まいの娘さんの物と伺いました。
もう何年もお母様がお持ちくださってます。
お持ちいただくアイテムのほとんどがブランド物で、わざわざ送ってくださるそうです。
MARNIのサマーニット。

汗が原因なのでしょうか、裏側が色抜けしています。

↓

洗浄後に、染色補正しました。
何が原因で色抜けしたのかは分かりません。
御客様が、どの位の頻度でお手入れされているのかも存じ上げませんが、
夏に着用したものは、汗をかきます。
汗が残れば黄ばむ事もありますし、色が退色する場合もあります。
購入されたお値段を考えますと、ダメにするには、もったいないと思います。
ましてや、お気に入りなものなら尚更です。
ドライ表示の物も、ドライクリーニングの他に、
ウエットクリーニング(水洗い)もしておいたほうがいいと思います。
汗はドライクリーニングだけでは、汗が残ってしまいます。
夏物でも冬物でも、着用したら早めに洗う事が肝心です。
ご用命を頂きまして有難うございました。
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