樹脂・接着剤のシミ

アディダスジャージ、接着剤の染み。

アディダスのジャージです。
胸には事業所のネームが入っています。
制服、ですかね。
付いたものは接着剤(セメダインとお聞きしました)。




袖にもありました。




こちらはパンツ。同じ接着剤の染みです。




上下の画像ですが、
上着とパンツは別の人のものです。
上着のほうをお預かりした方が、
当店でなら落とせるよ、とご紹介下さいました。
同じ事業所の方で、同じような作業をされて、接着剤が付いたものです。

上着は他のクリーニング店で染み抜きを頼んだそうですが、
全く落ちなかったもの。
パンツのほうは、自宅で家庭洗濯される前に、
染みの部分をつまみ洗いされたものだそうです。

同じような染みでも、
染みの落ち具合や落とす手間は同じではありませんでした。
パンツのほうが、より落とし難い染みになっていました。

染みを何とかしたいと思う気持ちは分らなくはありません。
貸与されたものなのか、ご自分で買われたものかは分りませんが、
広い意味ではご自分のものですので、
どんな事をして洗濯されても、自由だとは思います。

クリーニング屋で染み抜きをして「落ちない」ものを、
家庭洗濯なら落とせると自信がある方はいらっしゃいますかね?
今回の物に限ってなら、
家庭洗濯で落とせることは、まずありません。
それは、今回の染みを落とすには、
使う薬剤でもそうですし、染み抜きに使う機器も必要だからです。

イチロー選手が内野安打を打てる確率と、
引退しましたが、清原選手が内野安打を打てる確率は、
どちらが上でしょうか?
清原選手は個人的に大好きでしたし、
イチロー選手より打って欲しいという気持ちはありますが、
きっとほとんどの人はイチローだと答えるんじゃないでしょうか?

物ごとには向き、不向きがあります。
クリーニング屋でも、大手さんは、
大量に、納期も短く、値段も安くというのが得意です。
反対に個人店で規模は小さくても、
年中染み抜きをしていて実績がある所は、
やっぱり染み抜きが得意なんだと思います。

昨日も集配時に、
お客様から家庭洗濯の事に付いて聞かれました。
「お父さんの物なんだけど、毎日お風呂にも入っているのに、
油っぽい汚れが落ちないし、ニオイも気になる。」
ようなお話でした。
ではこうして、ああして、こんな洗い方はどうでしょう、と
アドバイスはさせて頂きました。

そんな事を言われているお父さんの物。
年代的にも私と余り変わらない方ですので、
私も人ごとではありませんね(笑)
お父さんのものが家庭洗濯でキレイにならないのなら、
アンダーウエア以外の物ならクリーニング屋にお任せ下さい。
奥さまの家庭洗濯のお悩みは確実に減りますし、
クリーニングに出されたものをお父さんに渡せば、
お父さんも喜ばれるんじゃないんでしょうか。

洗濯でのお悩みが有る方は沢山いらっしゃるでしょう。
どんな物でもご自分でやろうとするから大変なんじゃないでしょうか。
面倒な事を何回やっても、
上手くいかなくてそれがストレスになってたりしませんか?
「結局、やれる事しか出来ねぇんですよ」
私がお世話になっているコンサルタントの先生が最後に言う言葉です。

家庭洗濯のハードルを、
ご自分で上げていらっしゃいませんか?
本に書いてあったから。
新聞に載っていたから。
そんな事もあるでしょうが、教えているのは多分クリーニング屋の人、
プロの人です。
繊維製品の専門知識や、
漂白剤等の薬剤の使い方だって良く知っている人です。
一般人ではありません。

「家庭では無理」と感じたら、多分その感覚は正解です。
何もせずに、プロの人に任せてみる。
そんな選択が正しいのかと思います。

ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
お気軽にお電話、メールにてお問い合わせ下さいませ。
染み抜きテスト、料金のお見積りは無料です。


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独断で掲載しております。
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コツコツと行こう。

昨日は夕方から元気をもらいに行ってきました。
「売らない販促コンサル」こと渋谷雄大先生
セミナーがあると言う事で、山形テルサへ。

先生の講演は、いつも気合い入りまくりです。
「気合い」というキーワードは私の心には響きます。
あまりの自分のアツさに、熱が出てしまう時もある先生です。

昨年~今年の講演は、
年間140回を越えてしまったそうで、相変わらずお忙しい。
ツイッター上で、このセミナーが有る事を知り、
お付き合いが全くないにも関わらず、
主催のメコムさんに図々しくも直電。
お許しを得まして参加させて頂きました。


エネルギッシュな講演は相変わらずで、
動きが止まっている時が無く、
良さげな画像が中々撮れませんでした。

講演内容は「売らないチラシ」です。
最近チラシをまいても効果が薄い、という風潮があるのだそうですが、
どうも違うらしいです。
昨年、セミナーでも少しお聞きしたのですが、
もう少し詳しく聞きたかった。
一時間半という限られた時間でした。
先生の話を聞くには、ちと短い時間ですな。
個人的には、正直、倍の時間は欲しかった。
セミナーが無料ですので、そのへんは注文できませんが(笑)
講演終了後は、短時間でしたが、
いつもの如く、勝手に個人質問タイム。

そして、恒例となった、
プロレスラースタイルの記念撮影で終了という流れです。

渋谷先生は、受講者へのアフターケアが素晴らしい。
ツイッターでもブログでも、質問にもどんどん答えてくれます。
そんな所や、アツすぎる情熱に、ファンになる人は後を絶たないのだと思います。

話は聞いてきて、流れは解かりましたが、
はたして私の「売らない」良いチラシは
作る事が出来るのでしょうか?

さて、
今日ご紹介する染み抜きは接着剤の染み。
先日、先代からお付き合い頂いているお客様がご来店下さいました。
「オレよ、どうも未だに、おがてる(成長してる)らしくて、
ズボンの丈が短くなった。直してけるべ?」
職人さんで、真面目で物腰も柔らかなお客様ですが、
時々ポロっと面白い事をおっしゃいます。
「クリーニングのついでに、ズボンの丈を直してけろ」って
簡単に言わないところが中々です。
お孫さんが今春高校生のはずで、おじいちゃんでいらっしゃいます。

お直しする裾は、スソ上げテープで止めてあったものでした。
剥がしましたが、接着剤は残ってしまっています。




キレイに取れましたよ。
接着剤が残ったままですと、プレス作業でまた、くっ付いてしまいます。
染み抜きは、ほとんどの場合、実に地味な作業の繰り返しです。
この接着剤を取るのも、少しずつ取っていきます。

コツコツと地味ながらも染み抜きをする。
そんな事でキレイになっていくシミは沢山あります。
昨日、教えてもらったチラシも、コツコツと作りましょうか。
きっと、いいチラシができるはずです。(と信じたい・笑)

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ウールスカートに付いた接着剤の染み

まだまだ真夏の天気でございますね。
もう来週は9月なんですけどね。
クリーニングは夫婦二人でやっておりますので、
時間は比較的自由が利きます。
なので、
なるべく早朝から仕事を始めまして、
日中の暑い時はムリをしないようにしております。

テレビでは、秋を感じさせるような衣装もちらほら見えますが、
とんでもないと感じるのは私だけではないはずです。
暦だけでなくて、早く秋らしくなって欲しいものです。

さて、
スカートをお預かりしました。
ウールの薄手の素材です。


リフォーム屋さんに虫穴?の修理を依頼されたそうです。


直したところはキレイなのですが、
その丁度反対側の表地に、接着剤(のり)のような染みが付いてきたそうです。
ボンドでしょうかね?


この染みは、「前染み抜き」でお取りしましょうね。


洗浄、プレス後です。


出来上がりです。

「なるべく家庭洗濯で」と言う方は多いんですが、
家庭洗濯には限度がございます。
自分で染み抜きをされた為に、
比較的容易に落とせる染みも、
落としづらい染みになってしまう物や、
場合によっては落ちなくなってしまう物もございます。

クリーニング屋の染み抜きも、
どこでも同じではありませんね。
実際に、クリーニングに出したもので、
染みが落ちなかったという御相談は頻繁にございますから。
リペアに関してのご相談もこの頃増えています。
お気軽にご来店、ご連絡くださいね。

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