絵の具・ペンキ

アバター。

綿100%の白のシャツです。
襟が青い色の染みになっています。

全体



左右。




染み抜き洗浄後。




大丈夫ですね。

このシャツは私の息子が、消防団の先輩の結婚式で着たものです。

三年ほど東京に転勤になっていた我が家の長男ですが、
今年5月の中頃に、山形に転勤で帰ってきました。
息子が東京から転勤するのを、
「いつ頃帰りますか?」と現役団員からは何度も聞かれてました。

消防団員は、住宅数が少し増えているにも拘らず、
団員数が減っています。
消防団は、地区ごとの組織で、
昔から同じ地区の人が同じ分団、同じ部に入ります。
今の現役団員の中には、
親が消防団に入っていなかった人も中にはいますが、
お父さんやお爺ちゃんが入っていた人が多いと思います。
なので、私の先輩団員の息子さんも多いんです。

「招待状を貰ってきた」と喜んでいました。
三年も地元を留守にしていたのにも関わらず、
招待してくれたのは、やはり私の消防の先輩の息子さん。

今の消防団員は、団員数が少なくなっているからか、
上下関係も意外にフレンドリーな感じだそうで、
皆、仲が良さそうです。
私達の頃とは違いますね。
もっとピリピリしてました。

結婚式の余興の練習も頻繁にあったようです。
どんな余興をやったのかは全くわかりませんが、
どうも、やってきたのは『アバター』ネタらしいです。
間違いないのは、
顔と首に青い絵の具を塗ったと言う事。
シャツをみれば、何となく分ります。
真っ青に塗ったんでしょうね。

私もそうなのかもしれませんが、
クリーニング屋の息子は、服を汚す事にはあまり気を使わないのかと思います。
「洗えばいいべ。」
「別にキレイにすればいいべ。」
「プレスしてけろず。」
なんてどこかで思っています。
クリーニング料金を払っている訳でもないのですが。
とにかく何とかなると思っています。

「ほれ、見ろ。青くなってだっけシャツ。」
と言いますと、
「シャツ? あっ、結婚式のやつ。キレイになったね。」
ですと。
「キレイになった」のではなくて、「キレイにした」んですけどね。
まあ、今回はしょうがないですかね。
でも、同じような状態なら、次回からは有料ですけど(笑)

「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
お気軽にお電話、メールにてお問い合わせ下さいませ。
染み抜きテスト、料金のお見積りは無料です。


宅配便での染み抜きクリーニングも承ります。

菊地クリーニング  ホームページ
http://www9.plala.or.jp/kclean/

〒990-0401
山形県東村山郡中山町長崎4431
TEL  023(662)3058
メール kikuti.masasi@cream.plala.or.jp
営業時間AM8:00~PM8:00 日曜定休です。
ご紹介している画像は、同じような事例で
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独断で掲載しております。
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ちょさねで下さいね。

暑中お見舞い申し上げます。
毎日、暑い日が続いております。
熱中症にはお互いに気をつけましょうね。

昨日の集配中、
どうも警察官やガードマンに良く出くわすな、と思っておりましたが、
山形のビッグウイングというところに、
皇太子殿下がいらっしゃっていると言う事が解りました。

伺ったお客様から、
滅多にない事だから、洗濯屋さんも一緒に、
皇太子さまのお見送りに行こうと言われました。
日の丸の旗を関係者の方から頂きまして、
お見送りを初体験。

勿論、制服、私服の警察の方々はたくさんいまして、
ハンドマイクを持った警察官がMCのように説明をしてくれました。
カメラ、携帯での撮影禁止。
旗を振る時、手を振る時は、自分の胸のところで、
「おごそかに」振ること。
パイロンからパイロンまでの間に三列にならんで下さい、とか。

MCをしていた某県の警察官のかたは、
すごく誘導といいますか、説明が上手でしたねぇ。
警察官のイメージは上から物を言うイメージでしたが、
けっして、そんなことはありませんでした。

「おごそかに」がキーワード。
皇室関係はおごそかでなければいけません。
なるほど、と思いましたが、何度も説明を聞いている方は笑ってしまいました。

さて、
山形県も今日から夏の高校野球の県予選が始まりました。
選手も応援をする人達も、アツい夏でございます。
スタンドで応援される人達も白い服装が目立ちますし、
各学校の応援する生徒の夏服も白いものがほとんどです。

白いTシャツを着ている時に限って、
食べこぼしを付けてしまう事ってありませんか?(私だけですかね・笑)
意識すればするほど付いてしまう。
今日ご紹介するのは、絵の具の染みです。




小さいシミですが、胸に一カ所。袖に一カ所。


まずは前身頃の絵の具を取ります。




袖の染みは娘さんが自分で洗ってみたそうです。




このブログを見ていてくれる可能性はないので、
ここに書いても無駄かもしれませんが、
「シミはそのままに」
「何もしないで」
「いじらないで」
そんな事を重ねてお願いしたく思います。

絵の具に関しましては、ご自分で洗濯されて、
キレイになった成功体験はお有りでしょうか?
多分、ないかと思われます。

今回の染み抜きも、一度洗われた袖の部分は、
前身頃の何もされなかった部分より、落ちにくくなっています。
ご自分で何とかしたい気持ちは分らなくはありません。
がしかし、
ちょさねで(何もしないで)お持ちいただけませんでしょうか。

クリーニング屋は、他人様のものをお預かりしておりますので、
思いきった事をする事を嫌うお店もあります。
無理をせずに「シミ、落ちませんでしたシール」を貼りたくなったりします。
でも、当店ではそうしたくはありませんし、シールの用意もしておりません。
お客様にはキレイにしてお渡ししたい、と思っております。
クリーニング屋のオヤジのお願いを、聞いて頂ければ幸いでございます。

ご用命を頂きまして有難うございました。
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ポジティブ?ネガティブ?白いシミ。

いつもお世話になっている、
「売らない販促コンサルタント」こと渋谷雄大先生のブログに、
ポジティブアプローチとネガティブアプローチという話がありました。
これは正に、クリーニング業にも当てはまる事でして・・。

・「洗わないと虫食いに遭いますよ。」
・「キチンと汚れを落とさないと襟が黄ばみますよ。」
・「消臭剤を使い続けると風合いが良くなくなりますよ。」
・「Wクリーニングしないと汗は良く取れませんよ。」
などなど。
お客様に「〇〇しないと〇〇になる」とお知らせしています。
これがネガティブアプローチでしょうかね。

クリーニング店でのポジティブアプローチは、
・「このようなシミでも落とせますよ。」
・「虫穴になってしまったものは、このくらい修正できますよ。」
・「撥水加工をすればこんなに水を弾きますよ。」
・「防虫加工をすれば虫食いに遭いにくくなりますよ。」
・「革靴は洗えますよ。」 等々。
お客様が困ってしまっている事を、
何とかして差し上げようとする提案なのかと思います。

ネガティブなことは、
よくこのブログでも書いていると思いますが、
お客様のことを思えばこそでございます。

どんなアイテムでも、パッと見た時点で変化が無い場合は、
お客様はお困りではない場合だと思います。
・虫食いにも遭ってないし、
・黄ばみの染みにもなってないし、
・風合いも違和感がない、
と思ってらっしゃるのだと思います。

しかし、実際には、
ネガティブなアプローチをしているものを実行されたほうが、
安心感が得られますし、
困った時の染み抜きや修正の料金の費用的な面を考えますと、
結果的にはお安くなるのかと思います。

さて、今日ご紹介しますのは、
スラックスに付いた、白いシミです。
結果はご覧頂きますと解るのですが、
結果としてシミは落ちています。

コム・デ・ギャルソンの綿のパンツ。





裾に付いた白いシミ(何のシミなのか不明)


こちらは学生ズボン。
(何のシミかは解りませんが、多分絵の具かペンキです)


↓ おっ、このマークは我が母校のマーク。なら尚更キレイに(笑)


どちらのお客様も、
作業はすべてお任せ頂いていますので、
どう洗うか、シミは取るのかは当店にゆだねられています。

先日もブログに書きましたが、
「任せられる」ことは当店にも責任がありますので、
より良い方法でのクリーニングをさせて頂くことになります。

「シミは取れなくとも良い」
とおっしゃるお客様がいらっしゃいますが、
ダメージ加工やエイジング加工、
古着のヴィンテージ品以外は、シミはないほうが良いのかと思います。

今回ご紹介したものも、
染みを取らずにそのままプレスしてお渡しすれば・・・、
取れ難いシミに変わってしまいます。

クリーニングの場合、
よく病気に例えられる場合があります。
早期発見、早期治療。
それが品物が長持ちしたり、困ってしまう原因を無くす方法です。
困ってしまう事を先にお知らせすのは、
ポジティブなのか、ネガティブなのか・・。
ネガティブアプローチ、ですかね。(笑)

ご用命を頂きまして有難うございました。
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