家庭洗濯が出来ますよ。
そんな表示はこちらです。
40℃までの水温で洗濯機で弱水流でなら可能。
ハイターなどの塩素系の漂白剤は使うなよ、と。
アイロン使うなら低温でお願いしますよ、って。
更に、家庭では出来ない、
石油系のドライクリーニングが出来るという表示です。
本日ご紹介しますのは、
ホグロフス(HAGLOFS)のスキーウエア(シェルジャケット)です。
小さな黒いラベルに書いてあるのは「Gore-Tex」の文字です。
ゴアテックスは高機能な透湿性撥水加工されたものです。
さて、その高機能なウエアに、
シミが付いてしまった、というご相談です。
「買ってから、まだ数回の着用なのに・・」
とおっしゃって、ガッカリされておりました。
シミはスキー場でついてしまったリフトの油染み。
このシミって実は落ちにくい染みなんです。
↓
色目が全く違いますが、同じものです。
実物の色は染み抜き後のほうが近いです。
もう少し鮮やかなんですが。
すみません、画像には手を加えないので。
結果的には、キレイにできました。
でも、この染み抜きは、リスクが色々とございます。
それは、この加工品には「寿命がある」って事です。
生地が製造された時から劣化は始まります。
有名な某アウトドアメーカーさんから聞いたところでも、
3~5年で劣化するものがある、と言う見解です。
今回のクリーニングでは、
ドライクリーニングが可能な表示ですので、
ドライクリーニング(石油系)での洗いが可能です。
不溶性(煤等)や油性の染み汚れは、ドライクリーニングが適切なんです。
水洗いするよりもキレイになるんです。
油を水で落とすってのは中々難しいんです。
ですから、家庭洗濯では今回の場合はもっと難しくなります。
多分、シミが残ります。
コーティングも劣化しますが、
このようなシェルジャケットの縫い目にはシームテープが貼ってあります。
これも劣化してきまして剥がれてきます。
高額品ではあるのですけどね。
こちらもそうだと思うのですが、
ゴアシームテープも貼り直しができません。
貼ったとしても、
元通りのパフォーマンスは期待できないかと思われます。
仕上がりです。
↓
ゴアテックス等の透湿性撥水加工品は、
もったいないと思わないで、
ドンドン着用する事をおススメ致します。
そして、
染みになったものは、なるべく早めにご相談下さいませ。
シミになったまま着用して生地の奥までシミが入ってしまったり
シミが落ちにくくなったりと厄介になってしまいます。
早めなら無理なくキレイに出来る物も、
手当が遅くなってキツイ染み抜きが必要になるかもしれません。
ジャケットに優しいのは早めの対応なんです。
ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
お気軽にお電話にてお問い合わせ下さいませ。
染み抜きテスト、料金のお見積りは無料です。
宅配便での染み抜きクリーニングも承りますが、
当座の間、アイテムによってはお引き受けできない場合もあるかと思います。
初めて宅配便クリーニングをご利用される方、ご相談頂く方、
また、お急ぎの方はお電話でのご相談とさせて頂いております。
現在、メールでのご相談はお時間を頂戴する場合がございますし、
当店の宅配便クリーニングをご利用頂いたことがある方のみとさせて頂いております。
何卒、宜しくお願い致します。
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