アークテリクスのゴアテックスのシェル、フード付きのジャケットです。
洗う事に関して、お困りの方が結構いらっしゃるようで、
お問い合わせを頂く事が多い今日この頃です。
それは、このような洗濯表示が付いていますから。
家庭洗濯が出来るアイテムですのでそうなのかもしれません。
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ケアラベル。
洗濯機で、40℃までの水温で、弱水流で洗える表示です。
汚れたら洗う、って方。
それって普通でしょ?って思われますよね。
でも、残ってしまうシミや汚れがあります。
洗濯機に汚れ落ちを頼っても、
思った通りにキレイにならないって事は多いんです。
要は、もっと洗う前後に手を掛けてあげないと、ってこと。
一回ご自分で洗濯されたものや、
クリーニングに依頼された方の物もお預り致しますが、
染み汚れが落ちない。
そんなものをお預かりします。
残っているシミ汚れは油性(皮脂等)やリフトの油。
そういったものに混じって不溶性の黒ずみが多いです。
例えばこのような感じです。
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こちらのように、
裾のドローコードの黒ずみ汚れも中々落ちてくれません。
これが、油性+不溶性の汚れです。
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画像では目立ちませんが、
縫い目とか、広範囲に薄っすら黒ずみ。
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シミが取れにくいシミなので、
それを取るような薬剤を使って作業をしますと、
リスクが生まれます。
「リスクがある」とご説明しますと、高価なアイテムですので、
ほとんどのお客様が気になるかと思います。
本当はリスクが無いような事で取りたいのですが、
大丈夫でない場合が少なからずあります。
ですので、
お客様には先に申し上げておかないといけないんです。
リスクとは、コーティングが剥がれる時があるって事。
裏地のコーティング、
そしてこのような裏側の接着部分のシームテープ(止水テープ)が剥がれて来るときがあります。
シームが剥がれてしまいますと、貼り付ける事は可能ですが、
元通りの性能ではなくなります。
これは、ほとんどのメーカーさんのカスタマーセンターでも、
再貼り換えってお断りされるかと思います。
ですから、申し上げるのです。
家庭洗濯できるからキレイになる、のではなく、
あくまで「洗濯できる」のであり、「キレイになる」とは限りません。
キレイにする行為(染み抜き)をしませんと、
キレイな状態にはならないものは多いのです。
家庭洗濯でキレイな状態を保つ方法は、
汚れが酷くならないうちに、小まめに洗う事です。
撥水効果を戻すには熱を掛ける事です。
乾燥機を使って乾燥するのも良いですね。
仕上がりです。
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キレイにするのって、手間が掛かります。
回数でカバーするのか、プロに任せるのか。
シミ汚れに濃淡がないもの(最初の顎部分の染みのようなもの)は、
家庭で取る事は出来ないと思います。
染み抜きをするクリーニング屋でも、それ相当の手間暇は掛かりますから。
お困りの方はご相談下さいね。
ご用命を頂きまして有難うございました。
「お困りのシミ」「黄ばみ」「修正」「リペア」の御相談承ります。
お気軽にお電話にてお問い合わせ下さいませ。
染み抜きテスト、料金のお見積りは無料です。
宅配便での染み抜きクリーニングも承りますが、
アイテム等によってはお引き受けできない場合もあるかと思います。
初めて宅配便クリーニングをご利用される方、ご相談頂く方、
また、お急ぎの方はお電話でのご相談とさせて頂いております。
現在、メールでのご相談はお時間を頂戴する場合がございますし、
当店の宅配便クリーニングをご利用頂いたことがある方のみとさせて頂いております。
何卒、宜しくお願い致します。
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